古い記憶を頼りに、朝霧高原へ星景写真を撮りに出かけました
天気はこれから明日にかけて下り坂
仕事中に何度もGPV天気予報の雲量を確認しながら、出かけようかどうしようか迷っていたのですが、夕方になっても事のほか雲が発生してこないので、ドライブがてら気楽な気持ちで、と新東名に滑り込みました
いつも混んでいる富士宮道路もさほど渋滞はせずに通過
途中のセブンのイートインで、軽く夕食(便利になりました)
7時前に朝霧に差し掛かったころ、気温は-1度、空は快晴
最初は麓っぱらキャンプ場へ行きましたが、記憶と様子がかなり変わってしまい、すぐに断念
ゴルフ場近辺を徘徊しながら、10年ほど前に富士山を撮影した場所を探しました
真っ暗闇なので、なかなか思うように見つけられず断念しかけましたが、最後に入った路地に懐かしい光景を目の当たりにしました
大迫力の富士山に、一本の立木がポイント与えています
そして空には冬の使者「プレアデス」が寒さを助長するように輝いていました
以前と変わらない光景が、やはり以前と変わらない感動を僕に引き起こしました
そして冬の主役のオリオンが富士山の肩から昇ってきました
言葉で表すことは、詩人ではない僕には困難なほどの情景です
僕にとって今、この一瞬だけはパーフェクトな時間の中に、僕は存在しているんだと思いました
尽きることはなく、目の前のイメージを心に刻みこんでいます
9時頃でしょうか
南東の空に、僕の人生でおそらく最大級の火球が舞い降りました
3度ほど爆発的な発光をし、光度は-5〜-6等くらいだったのではないでしょうか、青緑色の光でした
暗闇の中で、思わず声をあえてしまいました
この後、23時過ぎまでこの光景に見とれていました
われは愚人の心なるかな・・・・(老子20章より)
〜わたしは全くの馬鹿者だな〜
僕はこの目の前の情景を見て、まったく呆けていました
そんな時間が、僕にとってはとても大切です