星降る夜空を求めて

星景写真、星野写真の撮影を楽しんでいます

秋分の日

2017年の秋分の日は9月23日(土)です

春分の日秋分の日の定義は、「地球が日本時間の春分点秋分点を通過する日」となっています

 

春分の日秋分の日は、毎年同じ日に決まっている訳ではなく、前年に国立天文台春分点秋分点を算出して決定している事をご存知ですか?
今年の秋分の日の9月23日は、昨年の2月第1平日付の官報に「暦要項」を掲載することにより発表された日付で、それ以前には確定されていなかった事になります
でも、そんな事は地球の軌道が正確に測定された時点で、未来永劫、アルマゲドンが来ない限り変化することはありえないので、何年先でも決めてしまえばいいようなものなのですが、そこは「お役所仕事」なのでしょうか

 

たしかに歳差運動などによって、春分点秋分点は少しづつずれていきますが、人が一生を終える100年に足らない時間の中では、さほどの変化はありません

 

*「歳差運動と暦の関係」を参照4年にいちど閏年が組み込まれ、秋分の日も9月23日だったり22日だったり、ごくまれに9月24日にずれる年がありますが、僕らが生きている間に、極端に暦が変わったりすることはないでしょう

人類の有史的な、尺のあきらかに違う時間の単位での話では、星空の見え方が変わってくるのでしょうし、宇宙の誕生などという話になってくると、尺が違うどころではなく、人類の歴史など一瞬ともいえないほどの限りなく短い時間に過ぎません

そんな事を感じる日が、秋分の日・春分の日なのです

 

 

 

春分秋分は昼と夜の長さが同じ」とよく聞きますが、実は微妙に昼の方が長いって知っていました?

実はこれが、科学的なレベルの話と屁理屈的なレベルの話になります

 

太陽や月や星を僕たちが見る時、その光は必ず地球の大気の層を通過してきます

特に夜明けや夕暮れ時は、その大気の層を通過する距離が長くなります

すると、大気差により「浮き上がり現象」というのが起きて、実際の高度より高い位置に対象が見えるようになります

つまり、実際には日の出前・日没後の時間に、太陽が見えているという事になります

 

日の出・日の入りの定義はご存知でしょうか?

日の出は地平線から太陽が出る瞬間、日の入りは地平線に太陽が隠れる瞬間なんですが、昼・夜の長さを測る基準は、太陽の中心になっています

つまり太陽の視直径の半径分、日の出・日の入りの時間と昼・夜の長さの時間がずれて、昼の方が長くなるんです

詳しくはこちらを

 

 

さて
秋分点春分点とは黄道(太陽の見かけ上の天球の通り道)と天の赤道(地球の赤道を天球上に投影した円周)が交差した点に太陽が位置する時のことです、つまりこの日は太陽は天の赤道上にあります

これがどういうことかと言うと、この日、太陽は地球上のどの位置から見ても、真東から昇り真西に沈むという事です

 

例えば、赤道上(緯度0度)から見ると、真東から昇った太陽は南中時に天頂(見かけ角度90度)を通過し真西に沈んでいきます

東京(緯度35度)から見た場合、真東から昇った太陽は南中時、見かけ高度55度を通過し真西へ沈んでいきます

北極点から見た場合、太陽は見かけ高度ほぼ0度(地平線上)を回ります、昇ることも沈むこともありません

*南中とは、天体が子午線(地平線上の真北から天頂を通って真南へ至る天球上の仮想的な大円)を通過する事をいいます

*上記の3例から、春分秋分の日の太陽の南中高度は「90度-該当地の緯度」という事になります

 

 

さてさて

秋分の日は「秋彼岸の中日」でもあります

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです

暑さもひと段落して、過ごしやすい日がやってくる頃になりますが、空気が乾燥し星空が綺麗に見え始めます

虫の音でも聞きながら、おはぎを食べて、きれいな星空を楽しみたいもので