実は僕、双眼鏡が大好きなんです
星空を観察する時、旅行へ出かける時、山歩きをする時、そして普段ちょっと見たい物を見つけた時
さり気なく双眼鏡を覗く
そこには、肉眼ではとても見る事の出来ない、臨場感に溢れた視野が広がっています
特に星空です
天体望遠鏡は、スポットで見たい目的の天体を観望するのに特化した望遠鏡ですが、双眼鏡はある程度の広い視野を、のびのびと見るために特化された望遠鏡だと思います
その感覚は、あたかも天の川の無限の星々の中を、散歩しているような気持ちにさえしてくれます
少し大げさですが、双眼鏡は人生を楽しくするマストアイテムだと僕は思っています
人間の、「視覚」と言う欲求を、一番ダイレクトに満たしてくれるアイテムが双眼鏡だと思います
双眼鏡には、ポロプリズム型とダハプリズム型の2つのタイプに大別されます
(それぞれの性能などを、ここでウンチクすると長くなるので、詳しく知りたい方は、Wikipedia等で検索してみて下さい)
僕は昔ながらのポロタイプが好きなのですが、最近の双眼鏡事情は、ダハタイプに傾向する流れになっています
僕が思うに、ダハタイプはポロタイプに比べ、小型化が可能ですあること
そしてダハプリズムの複雑な構造を設計・制作する技術が向上し、メーカーが自分たちの技術力をアピール(高額商品を市場に送り出せる)できる事が理由ではないかと感じています
双眼鏡は、上記の2タイプに加え、口径、倍率、視界などを踏まえ、数多くの製品が出回っています
そんな中で、星空観測に適した双眼鏡はどんなものでしょう
ピックアップする要素は3項目
1. 重くない
2. ほどほどの倍率
3. 広い視野
1. 重くない
双眼鏡は基本的に手持ちでの観望になります
なので、軽いにこしたことはありません
軽いと言うことは、すなわち小型だと言うことになります
口径は3cmから4cm程度
タイプはダハプリズム型
三脚に固定すれば、そしてある程度の口径や倍率でも、より快適に観望できますが、天頂付近など、見る事の出来ないポイントが発生したり、取り回しが鈍ったり、せっかくの双眼鏡の機動力が損なわれていまいます
2. ほどほどの倍率
手持ちの観望ほ場合、手ブレが一番の問題になります
倍率が高くなると、像がブレてしまい、見ていること自体が苦痛にさえなってしまいます
具体的には、せいぜい8倍が上限で、6〜7倍程度が、快適に観望できる倍率になります
世間では、倍率が性能であると勘違いしている人が多く、それにつけこんだ悪徳業者が、50倍や100倍だとかの訳のわからない双眼鏡を公然と新聞広告で販売しているのを見かけたりしますが、ハッキリ言ってゴミ以下ですので、気をつけて下さい
あと、手ブレを防ぐ自己努力を大切です
観望する時は、脇をしっかり締めたり、建物や木などに身体を預けて双眼鏡を構えたり、寝っ転がるもの、一つの手段です
3. 広い視野
これは、製品性能に依存しますが、広い視野での観望は、とても快適で、まさにスペースウォーク 星空散歩を楽しんでいる感覚に陥ります
しかし、いくら広視野な製品でも、良像範囲が狭ければ意味がありませんので、ある程度以上の値段がはった、高性能な双眼鏡を求めるしかありません
以上
僕の双眼鏡に対する、勝手な持論を展開してみましたが、双眼鏡は本当に楽しいアイテムなので、一生物の心をくすぐる、ちょっと高額な宝物を人生の友にしてみてはどうでしょうか?
お勧め製品を、またいずれ記事にしてみます