星降る夜空を求めて

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赤道儀談義 Vol.3 高橋製作所 EM200への想い

僕の使用している赤道儀、高橋製作所のEM200は1989年に発売され、28年もの年月が経っています

その間に、何度もモデファイを繰り返し、現行の型番は末尾にFG-Temma2Zとなりましたが、基本の体躯そのものは、赤緯体が若干大きくなった以外は、およそ30年間、変わっておりません

 

改良が加えられたところは、主に電子部品系で、自動導入の流れに乗って、製品が進化してきたのでしょう

 

そのEM200ですがが発売開始以来、一番変わったところは価格です 

 僕が購入したEM200bは、たしか30万円くらいだったように記憶しています

今のTemma2Zになって、電子部品の効率化を理由に若干値段は下がりましたが、ひと世代前のTemma2Mは50万円近くの定価がついていました

 

競合するメーカー「ビクセン」の対抗機種SXPが実販価格約30万円、高橋製作所EM200FG-Temma2Zの実販価格約47万円

この2製品のこの価格差で競合していることは、異常としか思えません

 

しかも、ビクセンのSXPは、コントローラーによる自動導入制御や、洗練されたスタイルなどの、近代仕様でアピールしているにもかかわらずです

 

この価格差を押して、ユーザーは高橋製作所の製品を選んでしまいます

もちろん僕もその一人です

 

そこには、高橋製作所というメーカーへの信頼愛着があるのだと、僕は勝手に思っています

 

決してビクセンが悪いということではありませんが、ビクセンというメーカーには感じえない想いが、高橋製作所には感じられるんです

 

あたかも、尊敬する人を敬うような

 

 

高橋製作所の製品はどれも武骨です

良い表現をすれば質実剛健、ちょっと意地悪な言い方をするなら鈍重とでも言いましょうか

 

その、「性能に対してはとことん追求し、決して手を抜かない姿勢」が見てとれます、それをユーザーは使うことによって感じてしまうんです、赤道儀も鏡筒も

 

EM200が、その基本形を変えずにおよそ30年間も存在し続けてきた、それは企画段階ですでにドイツ式赤道儀として完成された製品だったからなのではないでしょうか

・移動を考えた中型の赤道儀である

・設置・撤去の効率性

・極軸のセッティングのしやすさと、その正確性

・搭載16㎏を支える剛健さ

・そして何より、赤経赤緯両軸の安定したスムーズな回転

 

高橋製作所は、このEM200を作成するにあたって、情熱をとことん込めて製品を追求していったのだと、僕は勝手に理解しています(他の全ての製品も同じでしょうが、、)

 

どの製品も、本物なんです

 

 

僕が使っているEM200を含めた高橋製作所の製品は、僕にとっては既に物ではなく、生涯を共に歩む相棒となっています

 

これが、僕のEM200に対する、秘めた想いなんです

 

 

最後に余談ですが

現行のEM200FG-Temma2Zですが、最後の「Z」の文字が気になってなりません

これは、もしかしてEM200の最終型という意味で付けられているのではないかと

 

EM200が30年の時を経て、フルモデルチェンジを迎える時がやってくるのでしょうか

楽しみのような、勿体ないような複雑な気持ちです