星降る夜空を求めて

星景写真、星野写真の撮影を楽しんでいます

大彗星を待ち続けて

僕が初めて星の写真らしい写真を撮ったのは、今からおよそ30年前のハレー彗星が地球に接近した時でした

あいにくその写真は残っていませんが、20歳を少し過ぎた僕は、無我夢中で撮影し、はっきりと尾が写ったハレー彗星の姿に感激したものでした

1986年1月28日に近日点を通過したハレー彗星は、有史以来、観測には最も不向きだったと言わせています

それでも、近日点通過後、夜明け前の東の空に回ったハレーすい星を、肉眼で確認できた時には、友達と手を取り合って喜びました

 

 

その後、星空観測や星空写真の撮影から離れた期間がありましたが、世間のニュースで話題になった、ヘール・ボップ彗星と百武彗星は、写真撮影こそしませんでしたが、僕の心の根本にある「天文ファン」の血を騒がせました

何年もかけて徐々にやってくる超ド級のヘール・ボップ彗星と、突然現れて地球をかすめて通過していった百武彗星は、しばらく忘れていた僕の天文ファンの心に、一陣の風が通過していったような、懐かしい感覚を蘇らせていきました

 

ハレー彗星から30年あまり

いよいよ僕の星空写真撮影人生が本格的に始まったのです

そしてそれからずっと待っています、大彗星の出現を、、、

 

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ラヴジョイ彗星 C/2013 R1

2013年12月上旬、ラブジョ彗星が4等級ほどに増光して、立派な尾をたなびかせましたので、撮影してきました

まともな(まだまだですが)彗星の写真はこれが初めてでした

イオンテールとダストテールの複雑な流れをモニターで見た時は、ちょっと感動モノでした

 

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カタリナ彗星 C/2013 US10

2015年12月に6等級まで増光したカタリナ彗星

かなり広い角度で、イオンテールとダストテールが広がる珍しい姿です

あまり尾は発達しませんでした

 

 

彗星は、ハレー彗星のように、太陽の周りを周回している周期彗星と言うタイプと、一度やってきて太陽を回り込むと、そのまま二度と帰ってこない非周期彗星と言うタイプに分類されますが、非周期彗星の中でも「サングレーザー」と呼ばれるグループは、近日点が太陽に極めて近く、大彗星に発達する可能性があります

数年前に話題になったアイソン彗星もこのグループに属す彗星で、太陽をかすめるほどの距離まで接近して、結局は崩壊してほぼ消滅してしまい、僕も含め楽しみにしていた天文ファンをがっかりさせた事がありました

 

ここのところ、彗星は大きな話題に乏しい状態が続いています

しかし彗星は大なり小なり必ず現れますし、きっと僕が生きている間に、素晴らしい大彗星が、雄大な姿を現すんだろうと、僕は確信しています

 

僕は、いつか出会えるだろう大彗星を、いつも心待ちにしているんです