星降る夜空を求めて

星景写真、星野写真の撮影を楽しんでいます

夏の夜空を羽ばたく白鳥座

星空の写真を撮影していると、時の経つのを忘れている事がよくあります

地球は自転をしているので、見かけ上、星々は常に動いているのですが、その日周運動をとても実感するのが、星空撮影をしている時です

特に、この時期の白鳥座は、まるで夜空を羽ばたいて、頭上を通過していくような感覚に陥ります

 

夕刻の薄明が終わる8時ころ、機材のセッティングにかかりますが、ちょうど白鳥座は東北の空へと昇り始めています

赤道儀のセット、PCソフトの起動・同期、オートガイダーのキャリブレーション、そして何よりレンズを外気温になじませます

こんな事をしているうちに1時間ほどはアッという間に過ぎていき、先ほどはまだ低空だった白鳥は、いよいよ夜空へと舞い上がり、翼を広げて羽ばたき始めています

 

撮影が始まると、1カットに1~2時間ほど費やすのですが、その間は、食事を楽しんだり、時折機材を監視しながら仮眠をしたり、仲間と星談義をしたり、そんな事をしている間に、気が付くと白鳥は頭上で雄大な姿を誇示するかのように、その十字を輝かせています

そして3カット4カットと撮影が進むにつれて、頭上を飛び越え西の空へと傾き始めます

 

この感覚は、たぶんここで書いても読んだ人には分からないと思うんですが、でも僕の中にしまい込んでおくのがとても勿体ないような気がして、なんか伝えようと書いています

 

眠い目をこすりながら、のんびり空を見上げている、しかも一晩中です

とてもスローな心地よい時間なんですが、それとはうらはらに頭の中で時間の圧縮が起こって、星空の日周運動を実感できているのでしょうか

 

白鳥座が夜空を羽ばたいて駆け抜ける今の季節の夜空が、僕は特に好きなんです