はくちょう座の尾の部分、1等星デネブのすぐ後ろに、この北アメリカ星雲NGC7000が広がっています
その形が北アメリカ大陸に似ているということから、この通称で呼ばれています
なるほど、ユカタン半島やメキシコ湾、フロリダ半島などが特徴的ですね
メキシコ湾に見える黒く抜けている部分は、この星雲より手前に存在する暗黒星雲に遮られているために、こんな風に見えているそうです
少し難しい話になりますが、この赤い星雲は電離した水素から成る星間雲で、近くの恒星の紫外線を受けて発光しているそうです
星雲内部では新しい星々が誕生しているので、この領域の事を「星の揺りかご」と呼んでいます
結構な広がりの散光星雲で、満月のおよそ10倍ほどの大きさがあります
天の川の流れのただなかに浮かびあがっているため、写真に撮ると、「これでもか!」っていうくらいに微光星が背景に写し出されます
肉眼や双眼鏡で見えると説明している本もありますが、残念ながら僕は確認できたことはありません
撮影のために構図決めをするのに大変な苦労をしました
まあ、僕が未熟なのですが、、、
今年もそろそろ撮影好機を迎えようとしています
昨年撮ったこの写真よりも、もう少し星雲ガスの複雑な流れを写し出したいと考えています
そして、この写真では切れてしまっている、すぐ右隣にある「ペリカン星雲」も並べて入れたいなぁと
さて、良い写真がとれるでしょうか、、、