星降る夜空を求めて

星景写真、星野写真の撮影を楽しんでいます

星空を見あげよう 夏編

夏は星空がとても賑やかな季節です

夏の星空は何と言っても、濃い天の川が夜空を横断している事が魅力でしょう

その中でも南の空、さそり座からいて座にかけては、スタークラウドと呼ばれる我が天の川銀河の中心方向を見ている事となり、「クラウド」まさに星々の集まりで出来た光る雲の様です

 

夏の星空

北斗七星の柄の部分を始まり、うしかい座の一等星アルクトゥルスそしておとめ座の一等星スピカと繋ぐ春の大曲線が徐々に西の空へと傾き、それにしたがって東からは天の川を背景にちょっと歪な夏の大三角形が、夜空を高く登ってくると、「季節はいよいよ夏になったなあ」と感じます

 

南に目を向けると、ルビーのような真っ赤な一等星アンタレスを中心にS字に広がるさそり座と、その東には、いて座の南斗六星が確認できます

そしてその方向は、天の川銀河の中心部、天の川の最も濃く見える「スタークラウド」となります

このスタークラウド周辺には、散光星雲や散開星団、そして球状星団などがたくさん散在し、双眼鏡などで観測するには楽しいエリアです

なかでもいて座のM8干潟星雲は、条件の良い空なら肉眼でもその存在がわかる、冬のオリオン座大星雲M42とともに、散光星雲の代表格です

 

東の空から登ってきた、夏の大三角形は、日本ではゆかりの深い七夕伝説の、織姫星(こと座の一等星ベガ)、夏彦星(わし座の一等星アルタイル)の二つの星と、はくちょう座の一等星デネブによって構成されています

僕は、個人的にあまり七夕伝説には興味を持てなかったのですが、この周辺を双眼鏡で散策するのが大好きです

スタークラウド付近の極度に星が密集した様子とは違い、適度に集まった星々がまるで砂金をばら撒いたようなつぶつぶ感がたまりません

 

さて、天頂付近ではヘルクレス座が、その勇者ぶりを誇示するかのように大きく広がっています

特筆するのは、このヘルクレス座に所属する、大型の球状星団M13、全天で最も美しい球状星団と言われています

残念な事にこのM13、最低でも10cm程の口径がある望遠鏡で100倍程度の倍率でないと楽しめません

もし機会があるようでしたら、ぜひ望遠鏡でリアルな姿を見る事をお勧めします

 

時の経つのも忘れて、星空散歩をしていると、気がつけば、春の大曲線は西に沈み、東の低空には、秋の四辺形ペガスス座が大きな姿をこっそりと覗かせ始めています

季節はどんどん進んでいくんですね、、

 

どうですか?、なんとなくうずうずしてきませんか?

 さあ、エアコンの効いている部屋に籠ってばかりいないで、ちょっと郊外まできれいな星空を見に出かけてみましょう
出来れば、星座早見盤と双眼鏡を持っていけば、きっと楽しいですよ