星降る夜空を求めて

星景写真、星野写真の撮影を楽しんでいます

赤道儀談義 Vol,2

天体の自動導入

昨今の赤道儀は、天体の自動導入が当たり前のように出来るようになっています
僕のような、あまり気合の入っていない天文愛好家にとって、天体自動導入は、とてつもなくありがたいシステムですし、これから星空を望遠鏡で観察してみたいと言う方にとっても、強力な支援システムだと思います

特に、天体写真を撮影してみたいと思った時、どこにあるか見えない撮影対象を、苦労して探す手間も時間も大幅に省いてくれますので、その分撮影に集中することができます
一晩の撮影時間は、案外と短い物なのです

 

余談ですが、その手軽さが逆に「見えた感動」を、奪ってしまう事になるかもしれません

例えば「アンドロメダ座大銀河」
僕の住んでいる所では、肉眼で見ることはできませんので、自動導入がない場合、望遠鏡で見るとなると、アンドロメダ座の星の位置関係からたどって探すことになりま(昔は全てこうして見ていました)
探して探して、やっと導入できた時、アイピース越しに見る対象に、どれほどの感動を覚えたでしょうか
でもそれは、この苦労を経験して初めて味わえる感動なんだと思います

自動で一発導入された「アンドロメダ座大銀河」を、望遠鏡を初めて覗く人が見たら、感想は多分「何これ、、、?」だと思います
巷にあふれている「アンドロメダ座大銀河」のイメージと、いま望遠鏡で見ている「アンドロメダ座大銀河」のギャップが、あまりにも大きすぎるから

(僕らが所有している望遠鏡程度では、見えた事自体が驚きであって、それはぼんやりとした綿埃(わたほこり)のようにしか見えません)

まあ、その「何これ?」の先に、それで興味を失う人と、そこから天文の沼にはまり込んでいく人の、分かれ道があるのかもしれませんが、、

 

EM200自動導入化

2015年、K-ASTECさんにお願いして、念願だった赤道儀の自動導入化改造を施しました、僕のEM200bが、EM200 MTS-3BLDへと生まれ変わりました

 

これからは、PCのプラネタリウムソフト「ステラナビゲーター」と連動して、あらゆる天体が、ばんばん導入できる事になります

 

そして、オートガイド端子も備えているので、本格的な天体写真撮影が出来るようにもなります

 

わくわくでいっぱいでしたが、、

 

 ステッピングモーターの脱調

いよいよ改造が仕上がり、テスト運用をしてみました
が、少し負荷がかかると、モーターが脱調をして動かなくなります

 

重量バランスをシビアにとってはみましたが、同じです

 

K-ASTECに問い合わせてみましたが、もちろん返送して検査と言う事になります

また数ヶ月を要するのが、いやだったので、ダメ元で電圧を上げて見る事にしました

 

作動電圧の仕様は12V〜24V、通常は12Vバッテリーを使います、僕も例にもれず12Vシールドバッテリーを使っていました

 

DC-DCコンバーターを使い、とりあえず15Vへ昇圧してみたところ、絶好調に作動し始めたんです!、ラッキー!!

かなりアンバランスに重量を傾けても、しっかり動きます

 

本当に、最初は焦りましたが、これでようやく自動導入赤道儀として、僕のEM200は、運用を開始することが出来るようになりました

 

天体自動導入の実際

これは、便利と言う言葉では済まされないほどの威力があります

 

本当にあらゆる天体がPC上でクリックするだけで、どんどん視野に入ってくるのです
見えている対象も、見えていない対象も

 

今までの、苦労は何だったのかな、と思います
(その苦労も、楽しみだったと理解していますが、、)

 

ただ、僕のMTS-3はPCに依存していますので、始動するまでの正確な準備と、バッテリーの確実な確保が、大条件となります

(この点で、PC依存のない、コントローラーだけで自動導入できる機種が、よりお手軽なのでしょう)

 

自動導入を起動すると、赤道儀が高速で回転します
望遠鏡は、結構大きくて長いですので、各所に干渉しないか、入念な見張りが必要と思いました
(写真撮影をしている時も、1時間・2時間後に、望遠鏡がどの位置に来るかを予測して、干渉を考えないとなりません)

 

さて、梅雨明けも間近、月も細くなってきました

次回の撮影遠征が、もうすぐです