星降る夜空を求めて

星景写真、星野写真の撮影を楽しんでいます

赤道儀談義 Vol,1

赤道儀

赤道儀とは、星の日周運動を追尾するための道具(架台)です

正しく機能させるためには、極軸を正確に合わせ、載せる望遠鏡の重量バランスを正確にとってあげなければなりません

 

最近の赤道儀はモーターを内蔵している物がほとんどで、DCモーターかスッテッピングモーターかのいずれかが使われています

天体自動導入が当たり前になった昨今は、別途ロータリーエンコーダーに依存しないで済むスッテッピングモーターを内蔵する赤道儀が主流です

 

眼視観望では、それほどシビアにならなくても良いのですが、写真撮影となるとあらゆるセッティングを丁重に正確に短時間に済ませられる製品とテクニックが必要になります

 

TAKAHASHI EM200

30歳の頃、バブル経済が崩壊して、勤めていた会社が傾きリストラにあいました

この時に退職金という小金を手にしたので、いよいよマニアックな望遠鏡を買ってやろうと思いたちました

 

メーカーは何と言っても高橋製作所

光学系はいろいろ悩みましたが、手軽に観望ができて、大口径の割に小型軽量のカセグレン系のミューロン210に決定

そして赤道儀は、将来の星野写真撮影を夢みて、その当時マニアの間では超人気だったEM200を購入しました

ちなみにEM200という赤道儀は、発売開始から現在までおよそ30年、モデファイを繰り返しながら、いまだにスタンダードな存在であり続けています

 

僕が購入したタイプは、EM200bという型番

赤経赤緯両軸にスッテッピングモーターを内蔵し、積載重量は16kg、高精度で使いやすい極軸望遠鏡を備え、組み立ても簡単と、遠征派にはもってこいの赤道儀です

 

その当時は、自動導入なんてシステムは存在しなかったので、見えない天体を見るためには、目盛り環を利用し、主な星から赤経赤緯を辿って目標天体を探し出すしかありませんでした

それは、今にしてみれば、大変な作業でしたが、目標の天体を見つけ出した時の喜びはまた格別でした

 

およそ四半世紀、僕はこのEM200を相棒として使っています

30代のあの頃、僕にとってはとても大きな出費でしたが、今にして思えば、かけがえのない物を手に入れて、かけがえのない時間を過ごし、かけがえのない思い出を得る事ができました

そして、多分それは今後も僕に情熱がある限り続くのだろうと思います