昨年の9月、このカットが是非とも欲しくて、南アルプス赤石岳へ登ってきました
と言っても、赤石岳はここ数年、花の時期に訪れているので、ひと月少々遅らせただけのことなのですが
この構図からも解るとおり、赤石岳山頂から見て、富士山はほぼ真東に鎮座しています
午前零時頃より撮影待機をしていましたが、雲が居座っていてヤキモキさせられました
オリオンの全景が姿を現した1時過ぎにも雲は取れませんでしたが撮影に臨みました
スッキリと晴れわたった星空の写真も良いのですが、こんな薄雲のベールを透かしたオリオン座も、また味があると、出来上がった写真を見て思いました
写真とは、まさに一期一会なんだなぁと、、
標高3,000メートルの世界
富士山山頂からゆっくりと姿を現した勇者オリオンを、独り占めにしたひと時でした
そして振り向くと南の空には、漆黒に沈む聖岳の上空に天の川が立ち昇っている姿も、僕のこころに深く刻みこまれました